6月の最後に。

今年に入って半年が過ぎようとしています。
ガーデンコート常盤平のグループホームでも、お別れが続きました。

4月14日、9年過ごされていた方が特養へお引越しされました。
5月19日、10年過ごされていた方がご逝去されました。
6月5日、6年過ごされていた方がご逝去されました。

朝の挨拶に手をあげて元気な声で返してくださる姿、
故郷の写真を見せてくださりながら懐かしそうにお話してくださる姿、
職員の冗談に笑って返してくださる姿、
遠慮しながらも参加したレクで「うまいね」「いいぞ」と一番大きな声で盛り上げてくださる姿、
職員が挨拶に伺う度に「体に気を付けて」「いつもありがとう」と労ってくださる姿、
花を生けながら「できない子ね」と叱咤しながらもご指導くださり、最後には「素敵にできたじゃない」と笑顔で褒めてくださる姿、
今もお部屋に行けば、目の前にいるかのように、声も顔も仕草も鮮明に浮かんできます。

この場を通じて、もう一度お別れと感謝を述べさせて頂きます。
貴重で愛しい時間をくださり、本当にありがとうございました。
何かをお返しできたかわかりませんが、私たちの力で皆さんに少しでも笑顔をもたらすことができていたなら幸いです。

皆さんとのお別れを通じて、私たちが携わっているのは、お客様の生活の一番側にいさせていただける、とても尊い仕事だと、改めて思い返させていただきました。
これからも、いつ訪れるかわからないその時まで、一日一日を大切に、今いるお客様方に、私たちの誠心誠意を尽くさせていただきます。